Before PARADE there was a Panopticon

2010年5月8日土曜日

Shakespeare's GLOBE THEATER

写真は、今回のWSで第一目に訪問するシェイクスピアグローブ座です。なんだか懐古趣味的な感じもしますが、実は今は石やガラスの重厚なビルが建ち並ぶロンドンの街も、その昔はこのように木と漆喰の建物によるチューダー様式と呼ばれる時代があったんですね。テムズ川を挟んだ向こう岸にロンドン大火災(1666)のモニュメントがあるんですが、その時にこのような木造建築の多くが焼失したそうです。逆に言えば、近代都市ロンドンがそのときから始まったというわけです。

もちろんグローブ座は17世紀から残っている訳ではなく、シェイクスピアを讃える目的で1997年に完成しました。現在財団によって運営され、シェイクスピア劇を連日公演しており世界中のから観客が集まってきます。
今回、WSで観劇するのは「ヘンリー8世」。エリザベス女王の父親であった王のお話です。
もちろん全編英語なので、参加学生にみなさんはストーリーを予習しておくのもいいかもしれません。ちなみに当時を再現する意味で観劇は立ち見なんです。




閑話休題

話が逸れますが、AAスクールでシンポジムがあったので覗いてきました。ひどい写真で申し訳ないんですが、2人の建築家ザハハディドレベウスウッズが映っています。建築家といっても二人ともアンビルト、つまり建築を建てないいわば「夢想建築家」。ザハは言うまでもないですが、ウッズは「戦争」「兵器」を連想させるオブジェのドローイングで広く知られています。ウッズはニューヨークからの中継で登場。シンポジウムのタイトルにはレンダリングとあるんですが、2人とも初期のドローイングを見せながらなぜ実際の建物よりドローイングに執着してきたのかを語り、70,80年代に活動を始めた前衛建築家のベースを垣間みました。その当時のロンドン、特にAAスクール周辺は彼らのような前衛の溜まり場だったことを考えると、コンピュータドローイングが溢れる今との時間の隔たりを感じます。



              

さてさて、今回のWSではグローブ座の他にバタシーアーツセンター(Battersea Arts Center)という、19世紀にできたバタシー地区のタウンホールを劇場に改修した、アングラ演劇専門のシアターです。ここでは、まだ発展途中の演劇「スクラッチ」をいくつか観劇する予定です。まだ手直しを加えていくために、実際にお客さんを入れる試みだそうですが、実験的だと思いませんか?演劇大国ならではでしょうか。ちなみに長谷川さんによると、イギリス関係の書籍でもおなじみにカズコホーキさんもここの所属だそうです。

私たちが実際に観劇する演目は未定ですが「Fish Opara」「Doris Day Can F**k Off」なんてキワドい名前が演目リストにでてます(笑)

そしてこのBACは建築の改修も予定されているので、その説明もしてもらえそうです。楽しみですね。ここに限らずロンドンの劇場はどこもびっくりするほどかっこいいですよ。

乞うご期待!



This is the Shakespear's Globe Theater as shown on the picture. It's the Tudor style Architecture which was built in 16 century. However the Tudor London was burn down at the Great Fire of London (1666) and beginning of the Victorian London as it is visible now.


Next venue we supposed to go is the Bettersea Arts Center. It's famous as very underground and experimental venue here. We are seeing a couple of "Scrutch"performance which is a play in progress, and needs to be developed responsively between us.

Satoshi




《Battersea Arts Center》

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